訪問リハビリテーションは、理学療法士(PT)などのリハビリ専門職が利用者の自宅を訪問し、身体機能の維持・回復、日常生活の自立を支援するサービスです。病院や施設への通院が困難な場合や、退院後の日常生活に不安がある場合に、主治医の指示に基づいて利用されます。
訪問リハビリの契約
退院後、「ケアマネージャー(ケアマネ)」という人と契約します(「退院、自宅への準備」を参照ください)。ケアマネが訪問リハビリを行っている病院を探してきてくれて、病院と契約します。ケアマネがリハビリ計画書を書いてきてくれるので、その内容に同意します。3ヶ月ごとに主治医に「指示書」を書いてもらいます。
自分は「家の周りを歩きたい」「左手の関節可動域を維持したい」「ライブやスポーツ観戦ができるようになりたい」と要望したので、それを目標に立ててくれました。病院には3ケ月毎に経過観察で通院するので、毎回指示書を書いてもらいます。指示書は3ケ月しか有効期限がないんですよね。
また、私は最初、週に1回(3単位=60分)しか訪問リハビリができませんでした。「要支援1」は1ケ月あたりの保険給付の上限が5032単位(介護保険1割で5032円)しかなく、それを訪問リハビリに換算すると週1ペースでしかできませんでした。
1年後に介護保険を更新したところ、「要支援2」に上がりましたので、10531単位まで可能となり、今では週2で訪問リハビリを実施しています。
1ケ月あたりの保険給付の上限
要支援1 | 5,032単位 |
要支援2 | 10,531単位 |
要介護1 | 16,765単位 |
要介護2 | 19,705単位 |
毎週の訪問リハビリ
週1は土曜日、週2は水・土曜日と60分ずつやっています。
毎回、血圧測定をし、調子はどうだ、どこか気になるところはあるか聞いて、腕が張る、腰が痛いなどあればそこを中心にマッサージをやってくれます。また、目標が「可動域の確保」であるので、ストレッチもやってくれます。
訪問リハビリってどうよ?
毎週可動域の確保をやっているので、左腕は「支えれば」まだ動きはします。仕事が始まって、どんどん左手を使わなくなってるところ、週1または週2で触られて左手を意識するようにしているのもいいリハビリかなと思います。週2になって動きがよくなった気もします。病院ではリハビリを毎日やってたのに、週1は足りないです。1回でも多くしたいです。
また、訪問リハビリは「持続するため」のリハビリです。悪くはならないとは思いますが、もっと回復したい、動かせるようにしたいという思いはここではできないです。
もっと回復したい、という思いは「自費リハビリ」のお話で。