リハビリ(急性期・PT)

投稿者: | 2025年4月22日

入院してからすぐにリハビリ生活が始まりました。手術、入院してから3日後でした。
最初に入院した病院は「急性期」病院だったため、症状が不安定なうちに機能回復を目指すリハビリテーションとなります。

PTのリハビリ(急性期)

PTのリハビリは、主に麻痺した左足を動かすことでした。私の左足は、最初はまだ動かない状態でした。かろうじて、腹筋と股関節の力で「動かしてる」状態です。リハビリへの移動はすべて車椅子でした。

最初のリハビリは、IVES(アイビス)という低周波治療器で、左足の背屈(つま先を上げる)運動をしました。電気が20秒間流れてつま先が上がり、20秒休憩。これを20分間、毎日続けました。これが痛い。しかし二週間もした頃には自分で上げられるようになりました。

歩行の練習もやりました。まだ膝に力が入らないので、足先から太ももまでを固定する「長下肢装具」を使っていました。杖は4本足のものです。

しっかりとPTさんが支えてくれてます。この状態で病棟回り100mを2周くらい歩きます。

歩行の練習には、トヨタの「ウェルウォーク」という超高価な機械でもやりました(2500万!?)。左足装具にはセンサーがあり、足の裏のどこに体重が掛かって移動してるのかが画面に映ります。歩く姿も見れるので、その場で修正できます。
また、器具でほとんどの体重をサポートしてくれます。身体の上から吊っている感じ。今は80%の体重をサポートしているけど、だんだん減らしていって20%(自重80%)を目標にしていきます。このときは50%が限界でスピードもゆっくり。これでもかなり進みました。

入院から1か月でこのくらいです。IVESによって背屈ができるようになりました。

毎日リハビリをして、歩行して、歯を食いしばって。。。
PTさんの、厳しくも優しいリハビリを毎日やってました。

これまで車椅子生活でしたが、ベッドから杖での歩行の許可が出そうなところまでいきました。トイレまで杖で行くだけで、看護師さんに確認してもらったところ、まだちょっと不安だね、と却下されましたが、だいぶ回復しました。

入院してから2か月弱、次の回復期病院が決まり、急性期リハビリの集大成となりました。
杖はまだ4本足だけど、この短期間でここまできました。療法士さんのおかげです。
もっとリハビリしたかった。

Kさんには、奥様も療法士でともにお世話になりました。

札幌でまた会いたいです。
奥様も一緒に、藤井風くんの曲の話でもしながら。