PTとOTとST

投稿者: | 2025年4月22日

リハビリには、PT、OT、STという療法士(セラピスト)がいます。入院するまでは聞きなれない用語ですので最初はチンプンカンプンですが、順番に説明していきます。

理学療法士(PT:  Physical Therapist)

PTは、身体機能の回復を目的とし、立つ、歩くなどの基本動作能力の向上を目指します。運動療法や物理療法などを行います。

リハビリでは、主に足や歩くことを見てくれます。自分の場合は、麻痺になった左足の可動域の確保、筋力の維持、歩行練習などでした。

作業療法士(OT: Occupational Therapist)

OTは、日常生活における諸動作の回復を目的とし、食事、入浴、着替えなど、より実践的な動作の練習や、家事や仕事などの活動への参加を支援します。

リハビリでは、手の動きや生活の動作について見てくれます。自分の場合は、麻痺になった左手の可動域の確保、筋力の維持、生活としての手の動作を見てくれました。車の運転も一部検査をしました。私はやりませんでしたが、調理実習もやってる人がいました。

言語聴覚士(ST: Speech-Language-Hearing Therapist)

STは、言語や聴覚、嚥下機能の回復を目的とし、話す、聞く、食べるなどの機能訓練を行います。言語の発達に遅れのある子どもや、脳卒中などで言語障害のある人などを対象に、訓練や指導を行います。

リハビリでは、食べること、話すことについて見てくれます。自分の場合は、話すことや考えること、運転のシミュレータ、復職についての検査などでした。自分の失語症を治療してくれました。症状によって、STのリハビリはやっていない患者さんもいました。