運転

投稿者: | 2025年4月22日

脳卒中になると、主治医に診断書を作成してもらい、免許センターなどに行く必要があります。

脳卒中の方の – 自動車の運転について

車の運転は20代の頃からしていました。年に一度は両親の元に高速で行ったり、千葉マリンへは近道として東関道を使ったりしていました。病気になって左が使えなくなっても、右で何とか運転したいと、回復期の柏病院に入院するときに退院後の希望として挙げていました。そしてSTリハビリ時(OTリハビリ時も多少)にSDSA(Stroke Drivers’ Screening Assessment Japanese Version)という脳卒中ドライバーのスクリーニング評価(日本版)を検査しました。これは脳卒中患者が安全に運転可能かどうかを予測するための検査で、一般的な検査のようです。この検査を実施後、主治医が診断書にて「運転可否」を記載します。病院によってこの検査ができないところがあるようなので、病院に「運転再開がしたい」と打診しておいてください。

私はSDSAを運よくパスしましたが、もしあまりよくない結果が出ても「自分はそういう面で注意が必要だ」というように考えを持ちましょう。自分も入院中に、なかなかパスできない項目のある患者さんがいました。人それぞれ病気の症状は異なりますので、運転に向けて頑張りましょう。やはりこういう検査には「脳トレ」で鍛えるのがよいと思います。

検査をパスしたら、シミュレータの訓練があります。自分のいた病院では、ホンダのシミュレータでした。ハンドルやブレーキはプレステのハンコンでした。自分が退院する頃にはもっといいやつになったようです。
いい動画がありました。まさに↓これでした。鈴鹿サーキットまでは走りませんでしたが(笑)

予約が多いので、1週間に1回、30分程度のトレーニングでした。3画面あるので、気分が悪くなった人が多数いました。お気をつけください。。。私は「ゲームみたいなのがハンドル付きで遊べる!」と思って、何ともなかったです。現実を脳内で置き換えると思うとダメのようです。このシミュレータで街中、山道、高速道路、雨、雪の道を走ります。いつも通り「かもしれない運転」をしましょう。意外に、、、あると思います。

シミュレータの訓練が終わり、事故が少なく安全が確認できれば、主治医から運転許可が出ます。何度もトライして慣れましょう。

あとは免許センターに資料をもらい、主治医に診断書を書いてもらいます。免許センターで軽いテストを受け、免許更新完了です。
詳しくは「退院、自宅への準備」を参照ください。