復職

投稿者: | 2025年4月22日

復職のための調査

2月下旬頃、STで復職について話しました。病気になってから約4ヶ月経った頃です。
言葉の回復が順調に進み、まだまだリハビリ中でしたが高次脳機能障害が「疑い」で終わったので、まず会社には「復職に出すべき書類」を聞いてみることになりました。

病院では、WAIS(Wechsler Adult Intelligence Scale)の検査をしました。WAISはIQのような検査で、総合的な知的能力(IQ)だけでなく、言語能力、抽象的思考力、記憶能力、処理速度など、知的能力のさまざまな側面を知ることができます。「WAISでは何点だったから業務に支障が無いですよ(逆を言えば、こういうところに難点がありますよ)」ということを会社側に伝え、判断してもらう情報にしてもらうとのことでした。「また検査か・・・」としょんぼりしていましたが、最終的には132点と、リハビリの先生からは「こんな数値な人は記憶に無い」「周りに聞いても驚かれる」そうで、言語聴覚療法(ST)の先生にはここまで回復できたことに感謝です。

復職届

WAISも無事終わったので、会社への復職への手続きを調べました。
復職には、会社には「復職届」を提出する必要がありました。これを主治医の先生に書いてもらい、会社の産業医、上司、総務部の社員と四者面談を行います。
会社には「復職プログラム」というものがあり、休職した社員は「お試し出勤(無給)」を一週間行い、そこで問題なく遂行すること、などあったのですが、それはメンタルで休職した社員のプログラムで、私のような病気での休職は、復職届と面談で大丈夫でした。(復職がメンタル限定なのは、うちの会社はそういう人が多いのかと、不安…)

病院側では復職にあたり、STにてWAIS-Ⅳの検査を行ったのですが、復職届にはそういう項目は無く…。状況を聞かれたらWAISのことを言うかな、と思ってました。

復職届の用紙は会社のフォーマットのものでした。
主治医に診断書、意見書を書いてもらいました。
「リモートワークに制限無し」「通勤の場合混雑を避ける」を書いていただきました。
主治医からは「復職前に何回か職場に行く練習をしなさい」と言われました。そのときは「そのくらい大丈夫だろう」と高を括っていたのですが、大変でしたね。。。予行練習をおススメします。

産業医面談

退院してから2週間後の6/12、職場への産業医面談に行きました。まだ電車に乗るのは慣れていないので、妻と一緒に行きました。
一週間ほど前にリハーサルに来て、1時間ほど最寄り駅に着く予定が、電事故で遅れて約束時間に駅に着き、歩きで相当掛かってしまいました。

産業医面談には、上司と総務の社員が同席。今の自分の状況を話しました。診断書には失語症とあり、だいぶ心配していたが大丈夫ですね、と言ってもらった。「復職日は何日にしたいですか?」と聞かれ、「予定通り6/24にしたい」と回答。そのまま了承されました。

復職後

6/24 8:30、ノートPCにログインし、仕事をしました。
復帰期間なので、事務仕事と休職期間のチャット読みと、知り合いへの報告とで終わったかな。

今まで二階の一室が仕事場でしたが、そこだとピンポンを鳴らされたときに遅れてしまうのと、一人でいるときに一階⇔二階の移動が不安なことにより、一階の和室(リビングの隣)に仕事場を作りました。
机や椅子などは、息子に持ってきてもらいました。

しかし、右手一本での仕事はストレスが溜まります。
この後は、仕事場をバージョンアップしていきます!