入院してからすぐにリハビリ生活が始まりました。手術、入院してから3日後でした。
最初に入院した病院は「急性期」病院だったため、症状が不安定なうちに機能回復を目指すリハビリテーションとなります。
STのリハビリ(急性期)
STのリハビリは、主に麻痺した左側の顔と、失語症の回復でした。
手術後に目が覚めて、一番最初に気づいたこと。それは、「言葉がうまく話せない」ことでした。
家族や会社の上司に連絡しようとして「スマホを取ってください」が言えません。あれ、何ていうんだっけ・・・そこから代わりに「ケータイ・・・」という言葉を思い出して取ってもらいました。
手術後2日目のFBの文章は以下でした。

友達に、「ん?大丈夫?」「誤操作を祈るよ」とコメントが来ました。
看護師さんに「名前」「生年月日」などを聞かれて、何とか返せますが、おかしい・・・。壁に貼ってあるポスターを声を出して読んでみると、ちゃんと読めなくなっていました。
これは、失語症というらしい。他にも高次脳機能障害が無いか、最初の頃は検査ばかりでした。
自分はどうやって回復するの?という質問に、STの療法士さんが紙に書いて説明してくれました。



STの時間は、顔の体操、発声練習、会話がメインとなりました。「動物」「野菜」などの連想ゲームも。検査の結果、ワーキングメモリーに障害が出ているということでした。聞いた話を覚えてられないことが多かったです。ここから、毎日の「脳トレ」アプリが始まりました。1桁フラッシュ暗算を、暗算しないで数字を覚えるのもやりました。
以下は、2週間でのSTリハビリの成績となります。ちょっとずつ上がってきました。

発声練習には、以下のようなテキストで。毎日やりました。

STは、普段の会話もリハビリ効果があったと思います。どんどん話しましょう。
何かと検査ばかりやるのはウンザリですけど笑
このような調子で、2か月弱の急性期のSTは過ぎてゆきました。
自分の会話は、これまで何となく話していたけど、それだと単語が出てこなくて話せません。
よって、話している文章を頭の中で想像して話すようになりました。まだこの段階では想像しきれないですが、トレーニングと思い繰り返しやりました。
まとめ
リハビリ(急性期) STについて話しました。
あくまで自分の経験なので症状は違うと思いますが、参考にしてください。